【タイ旅行の落とし穴】二重価格って本当?観光客が知っておくべき現地事情

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タイを訪れる日本人旅行者が増える中、「二重価格(Dual Pricing)」という現地特有の価格設定に戸惑う声が多く聞かれます。これは、同じ商品やサービスでも、タイ人と外国人で異なる料金が設定されている制度です。本記事では、具体的な事例や体験談を交えながら、この制度の実態と対処法について解説します。

ごーたい編集長

賛否両論ある二重価格。
知識として知っておきましょう!

タイの「二重価格」とは?その仕組みを知ろう

Photo TIT – This Is Thailand Facebook page

「二重価格」とは、外国人向けとタイ人向けで料金が違うことを指します。
たとえば、寺院の入場料や観光施設のチケットなどが対象です。

タイ人の場合は大人1人20バーツですが、外国人の場合は大人1人200バーツと10倍も差があります。日本では考えにくいですが、タイではわりと一般的な制度となっています。

どこで起きる?二重価格がある主な場所

実際に、どんな場所で二重価格があるのでしょうか?
下記のような場所で多く見られます。

  • 有名な寺院(例:ワット・プラケオ)
  • 国立公園や動物園
  • 一部のバスターミナルや鉄道駅
  • ローカル市場での買い物
https://www.royalgrandpalace.th/en/homeより引用

たとえば、上記写真ワット・プラケオの場合タイ人は無料、外国人は500バーツの価格設定になっています。

なぜ価格が違う?その背景にある考え方

タイ政府や運営側は「外国人は経済的に余裕がある」と考えています。
また、施設の維持費をまかなう目的もあるとされています。

さらに、タイ人の税金で作られた公共施設に、観光客が安く入れるのは不公平だ、
という意見もあります。こうした文化や考え方のちがいを理解しておくことが大切です。

「ぼったくり」とはちがう?誤解されやすいポイント

二重価格は、違法なものではなく、制度として存在しているケースもあります。
そのため、いちがいに「ぼったくり」や「悪意」とは言いきれません。

ただし、価格が明記されていない場所で高額を請求される場合は、
不当なぼったくりの可能性もありますので、注意が必要です。

現地でできる対策|トラブルを防ぐコツ

タイ旅行をより快適に楽しむために、以下のような対策をしておきましょう。

1. タイ語のIDや在住証明を見せる(タイ在住者向け)

長期滞在者やビザ保有者は、タイ人と同じ料金で入れることがあります。
タイ語の運転免許証や学生証などがある場合は提示してみましょう。

2. 事前に公式価格を調べておく(全ての外国人向け)

Googleマップや公式サイトで料金をチェックしておくと安心です。
「料金は○○バーツと聞きました」と伝えたり、写真を見せるだけでも効果があります。

3. タイ語であいさつや簡単な会話を試す

観光客らしさをおさえることで、地元価格になることもあります。
「サワディーカー(こんにちは)」などの基本フレーズは覚えておきましょう。
但し、外国人価格が正式に決まっている場合にこの方法を使用するのは厳禁です。

まとめ|知識があればトラブルも回避できる

二重価格は、タイの文化や価値観のひとつです。
事前に知っておけば、ショックを受けることなく旅行を楽しめます。

「これもタイらしさのひとつ」と、心にゆとりを持って旅をしてみてください。
現地のルールを尊重する気持ちが、より深い旅体験へとつながるはずです。

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