【注意喚起】タイで「嗅ぎ薬(ヤードム)」を買って日本に持ち帰るときの注意点

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~現地では合法でも、日本では誤解を招く可能性も~

タイ旅行でのお土産としても人気の「嗅ぎ薬(ヤードム)」。爽快感のある香りで、乗り物酔いや眠気対策に使える便利なアイテムですが、日本に持ち帰る際には注意が必要です。

最近では、タイ人観光客が日本でこのヤードムを持っていたことにより、警察に拘束されるケースが相次いでいます。理由は、ヤードムの容器の中に違法薬物(特に大麻)が隠されているのではないかと疑われることがあるからです。

ヤードムとは?

ヤードム(ยาดม)とは、タイで広く使われている嗅ぎ薬(吸入タイプのアロマ・メンソール系製品)です。日本の「鼻スースーするスティック」や「メンソールスティック」に似ていますが、タイでは薬局だけでなくコンビニや市場でも手軽に手に入る日常的なアイテムです。

ごーたい編集長

タイの方でヤードムを
嗅いだことの無い人はいないと
思うぐらい、みんな持ってます。

意味:「ヤー(ยา)」=薬、「ドム(ดม)」=嗅ぐ、つまり「嗅ぐ薬」

主な成分:メンソール、ユーカリオイル、カンファー、ボルネオール など

形状:スティック型と容器型

価格帯:1本20〜50バーツ程度(約100〜200円)

実際に起きたケース:東京でタイ人が長時間拘束

タイのSNSで拡散された情報によると、東京で複数のタイ人がヤードムを持っていたことで警察の職務質問を受け、数時間にわたり拘束・調査されたケースが報告されています。大麻との関連を疑われたものの、最終的には問題なしと判明し釈放されました。

また、釈放時に「警察を訴えない」といった内容の同意書にサインを求められたという証言もあり、日本国内のSNSでもこの対応について議論が巻き起こっています。

なぜ問題になるのか?

  • タイでは合法で一般的な嗅ぎ薬でも、日本では馴染みが薄く、不審物と捉えられることがある
  • 過去に薬物を物品の中に隠して密輸しようとするケースが実際にあったため、警察が慎重に対応している
  • 外国人旅行者に対する職務質問は、日本では不法滞在対策の一環として行われており、ヤードムのような見慣れないアイテムは特に警戒されやすい

空港での検査も要注意

日本の空港では、麻薬探知犬による荷物チェックが行われています。ヤードムは法的に問題のある成分を含まない限り持ち込み可能ですが、疑われた場合は説明を求められることがあります

日本からタイへの旅行者が注意すべきポイント

  • タイで嗅ぎ薬を購入するのは合法・安全
  • 日本に持ち帰る際は未開封の状態で成分表示のある製品を選ぶ
  • 空港や入国審査で聞かれてもすぐに説明できるように、「ヤードムはタイの合法な商品である」と英語や日本語で説明できるメモを用意しておくと安心
  • 不必要に大量に購入・持ち込みしない(業者と誤解される可能性あり)

まとめ

ヤードムはタイを象徴する便利なお土産のひとつですが、日本ではまだ一般的に知られておらず、見た目や香りから「怪しいもの」と誤解されるリスクがあります。トラブルを避けるためにも、持ち帰る際は少量で、情報の備えをしておくことが大切です。

安心・安全なタイ旅行の思い出を守るためにも、最新の情報に注意しながら、スマートにお土産選びを楽しみましょう!

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