【T-POP・タイポップ】getsunova ゲツノワ ｜おすすめ曲と魅力紹介

タイの音楽シーンで長年愛され続けている T-POP バンド getsunova（ゲツノワ）。
エモーショナルな歌詞、耳に残るメロディ、洗練されたサウンドが特徴で、タイ国内だけでなくアジア圏や日本でも人気が高まっています。グローバル基準のミックスと映像美あふれるミュージックビデオ、そしてライブで感じられる圧倒的な世界観は、初めて T-POP に触れる人でも強く心をつかまれる魅力があります。

この記事では、「getsunovaとはどんなバンドなのか？」という基本情報から、人気曲・おすすめ曲リスト、そして日本人ファンが共感しやすいポイントまで、T-POP初心者にも分かりやすく丁寧に紹介します。音楽性はもちろん、彼らのバックグラウンドやヒット曲の魅力をしっかり押さえながら、T-POPの入り口として最適な理由も解説。

「タイの音楽を聴いてみたい」「T-POPが気になる」「getsunovaの曲をもっと知りたい」という方に向けて、まず知っておくべき情報をまとめた“保存版ガイド”です。この記事を読みながら代表曲を聴けば、あなたの T-POP 体験がより深く、そして楽しくなるはずです。

getsunovaとは？

バンド概要

getsunova（ゲツノワ）は、バンコクを拠点に活動するタイ発の4人組ポップロックバンドで、T-POPシーンを代表する存在として広く知られています。繊細なメロディとエレクトロニックの要素を取り入れた独自のサウンドで人気を集め、YouTubeでは数億回再生のヒット曲を複数持つ実力派アーティストです。レーベルは GMM Grammy 傘下の White Music に所属し、タイ国内外で高い評価を受けています。

メンバーは、唯一無二の声で世界観を作り出すボーカル Prakarn “Name” Raiva（ネム）、魅力的なギターアレンジを担う Natee Osathanugrah（ナティー）、作曲・編曲の中心を担いサウンドを進化させ続ける Panoth “NAT” Khunprasert（ナット／ノッ）、そしてバンドのリズムを支えるドラマー Komkadech “PRIGHT” Sangwattanaroj（プライト） の4人。海外留学経験を持つメンバーが多いため、欧米の音楽エッセンスを自然に取り入れたスタイルも特徴で、T-POPの中でも“国際的なサウンドを持つバンド”として知られています。

2007年頃に活動を開始し、2012年にリリースした代表曲 「ไกลแค่ไหน คือ ใกล้（Glai Kae Nai Kue Glai）」 の大ヒットによって一躍トップバンドの仲間入り。以降もラブソング、失恋ソング、ドラマ主題歌など幅広いテーマでリスナーの心に寄り添う楽曲を発表し続けています。音楽の世界観からビジュアル表現まで、常に“新しさ”を追求する姿勢が多くのファンを魅了し、T-POPを語る上で欠かせないバンドです。

バンド名 getsunova インスタグラム
ボーカル Prakarn Raiva インスタグラム
ギター Panoth Khunprasert インスタグラム
ギター Natee Osathanugrah インスタグラム
ドラム Komkadeach Sangwatanaroj インスタグラム

活動の背景・特徴

• デビューは2007～2008年頃とされており、長年にわたってタイ国内外でファンを増やしています。
• バンドの活動スタイルとして、海外（英国・米国）での留学経験があるメンバーがいて、ネットを介して作品を制作していたというエピソードがあります。
• タイの大手レーベル GMM Grammy 傘下のレーベル White Music に所属しており、T-POPの中でもプロダクション体制が整っています。

なぜ注目されるのか？

• 特に2012年リリースの「ไกลแค่ไหน คือ ใกล้（Glai Kae Nai Kue Glai／どれだけ遠くても近くだよ）」が大ヒットし、YouTubeで数億回再生を記録したことで大ブレイクしました。
• シンプルなラブソングとしてタイ国内で浸透しており、T-POP初心者でも入りやすい曲と言えます。
• 音楽性としてポップなメロディに加え、エレクトロ／ロック的要素を取り入れていて、耳に残るサウンドが特徴です。

getsunovaの魅力

メロディと歌詞の“共感”

ラブソング・失恋ソング・人生の一瞬を切り取った歌詞が多く、日本のJ-POP好きにも親しみやすい作りになっています。
例えば「อยู่ตรงนี้ นานกว่านี้（ここにもっと長くいたい）」など、時間・距離・思い出がテーマ。

サウンドの幅広さ

ポップロック・エレクトロニック・実験的要素という「T-POP」という枠を超えた音作りも魅力。これにより普通のポップ曲では聴けないような“ひねり”を持った楽曲も多く、音楽好きにも刺さるバンドです。

ビジュアル＆ステージ映え

タイの若手バンドながら、映像やライブ演出にもこだわっており、MV視聴・ライブ映像からも“バンドらしさ”が伝わってきます。ムード、衣装、ライティングも印象に残ります。

T-POP入門にも最適

初心者が「タイの歌を聴いてみたい」「T-POPって何？」という段階で、getsunovaの代表曲を聞くことで「こんな音がタイにあるんだ！」という驚きと親近感を同時に味わえます。

getsunova（ゲツノワ）｜おすすめ曲5選

ไกลแค่ไหน คือ ใกล้（グライ・ケー・ナイ・クー・グライ）

getsunova を語る上で絶対に外せない、バンド最大のヒット曲。公式で日本語タイトル「君のこころに届くまで 」と日本語訳まで発表している。この曲を知らないタイ人はいないと言っても過言ではない1曲。YouTube では数億回再生を突破した T-POP 史に残る名曲です。

• 切なくも温かいメロディが特徴
• 音数を抑えたアレンジがボーカルを際立たせる
• T-POP初心者はまずこの曲から聴くのがおすすめ

คำถามซึ่งไร้คนตอบ（カムターム・スン・ライ・コン・トープ）

曲名を直訳すると「答えのない質問」。タイトルが象徴するように、悩み・不安・心の空白をテーマにしたバラード。
歌詞の深さと響くメロディが印象的で、「getsunova の歌詞の良さ」が最も表れている1曲でもあります。YouTube では1億回以上再生されている代表曲の中の1曲。

• 心情描写が美しく、じっくり聴き込むほど味わいが増す
• 夜に聴きたくなるローファイ感のあるアレンジ
• 気持ちが落ち着く曲として人気

อยู่ตรงนี้ นานกว่านี้（ユー・トロング・ニー・ナーン・グワー・ニー）

曲名を直訳すると「ここにもっと長くいたい」。大切な人との時間を「少しでも長く過ごしたい」という切実な想いを歌った名曲。心をぎゅっと掴むメロディラインが特徴で、日本人ファンからも人気が高いラブソングです。YouTube では1億回以上再生されている代表曲の中の1曲。

• 優しいメロディで聴きやすい
• 恋愛ドラマのようなMVが世界観に合っている
• getsunova の“柔らかい一面”を知るのに最適

 พระเอกจำลอง (OST.ทฤษฎีจีบเธอ Theory of love) (プラー・エーク・ジャムロン)

曲名を直訳すると「仮の主人公」。「オフガン」の愛称で人気を集めるオフとガンの２人が主演のドラマ「Theory of Love」で使用された。2019年リリースの人気曲で、ストーリー性の強い歌詞と現代的なアレンジが特徴。自身の立場・感情・役割を振り返るような視点が斬新で、“大人になった getsunova” を感じられる1曲です。

• エレクトロ＋ロックのバランスが絶妙
• 歌詞の比喩表現が美しく、MVとの相性も良い
• バンドの進化を感じたい人におすすめ

ความเงียบที่ดังที่สุด（クワーム・ニアップ・ティー・ダン・ティースッド）

曲名を直訳すると「最も大きな静けさ」。タイトルの poetic（詩的）な響きをそのまま音にしたような、静寂と余白が美しい曲。“沈黙の中にこそ感情がある”というテーマで、繊細な音作りが支持されています。

• ホワイトノイズのように心地よいサウンド
• 心の静けさに寄り添うミニマルな構成
• 深夜に聴きたい getsunova の隠れ名曲

まとめ：Getsunovaはタイ人であれば必ず知っているバンド

getsunova（ゲツノワ）は、タイのT-POPシーンを語る上で欠かせない存在であり、エモーショナルで美しいメロディと、日常の感情を丁寧に描く歌詞によって多くのリスナーに愛され続けています。代表曲「Glai Kae Nai Kue Glai」をはじめ、彼らの楽曲には“タイ語が分からなくても伝わる普遍性”があり、初めてT-POPに触れる日本人でも自然に世界観へ入り込みやすいのが大きな魅力です。

今回紹介したおすすめ曲5選は、getsunovaの音楽性や魅力が最も分かりやすく表れている名曲ばかり。切ない恋の物語、静かな夜に寄り添うメロディ、現代的かつ洗練されたサウンドなど、楽曲ごとに異なる魅力を味わうことができます。特にラブソングの表現力は評価が高く、SpotifyやYouTubeで多くの日本人ファンが彼らの楽曲を聴き続けている理由でもあります。

タイ音楽に興味がある方、T-POPをもっと知りたい方、そして新しいアーティストを探している方にとって、getsunovaは必ず心に刺さるバンド。この記事をきっかけに、ぜひ他の楽曲やライブ映像もチェックしてみてください。
あなたの“新しいお気に入りの1曲”が、きっとgetsunovaの中に見つかるはずです。